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2025.06.17
衝撃!!オートロック、2階以上の部屋の落とし穴!?
入居者様に“本当の安心”を届けるために、知っておきたいこと
不動産業界では、「オートロック付き」「2階以上」が安全面の観点から人気の条件としてよく挙げられます。
でも、それらの条件が必ずしも“安全で快適”を保証するわけではありません。
これから不動産仲介の仕事に携わる皆さまに、ぜひ知っておいてほしいのは、「お客様のご要望」に寄り添いながらも、一歩深い提案ができるようになること。
🧩 「オートロック」と「2階以上の部屋」神話の落とし穴
「オートロックだから、、、2階以上だから安心。。。」――そう思って選ばれる方が多いのは自然なことです。
ただ、実際にはオートロックがあっても侵入やトラブルは起きています。
たとえば…
•同マンションの入居者に続いて入る“共連れ”侵入
•宅配業者などを装ってエントランスから堂々と入る
つまり、「オートロック」や「2階以上だから大丈夫」と思っていても、エントランスから入ってくる実際の被害例が報告されています。
高層タワーマンションでさえ事件が起きていることからも、
「オートロックや階数が=安全」ではないという現実があることを知っておく必要があります。
🧭 本当に安心・安全な部屋ってどんな部屋?
防犯性は、設備よりも「環境」によって左右されることが多いです。
♦今回は、特に一人暮らしの女性に特化して解説
テーマは”毎日のことだから、一人で帰るのに怖くない物件”
•駅からあまり離れすぎていない。(駅15分以降はファミリーエリアで夜は一気に”ひとけ”がなくなる)
•帰り道が明るくて人目がある。
•周囲に24時間営業のスーパーやドンキがあったり、若者が多い街。
•家賃予算に対して無理のない土地(あまり都会を欲張らないことで物件内の治安は良くなります)
•モニターのないオートロックよりも、モニターホンがついていること。
•学校や大きな公共の施設がないこと。(閑静な住宅街と言えば、一般的に治安が良いとされがちですが、歩きで駅から家まで帰る都心スタイルにはミスマッチ。夕方以降は”ひとけ”がなく、一人で歩く女性にとって怖いエリアに様変わり)
これらの知識を持っておくことで、「安全=オートロックや2階以上の部屋ではない」という視点でお客様の相談に応じられるようになります。
下の写真は、一般的に”治安がいいと言われる住宅街”と、一般的に”治安が悪い”と言われている繁華街ですが、
女性が夜道一人で歩く時に本当に怖く感じるのはどちらなのかは言うまでもありませんね。。。
💡 条件を洗い直したら世界が広がる?
お部屋探しをされる方の中には、「絶対〇〇がいい」と最初から条件を決めている方も多いです。
でも、そんな方にそっと別の選択肢を提示できると、「こんな物件もあるんですね!」と喜んでいただけることもよくあります。
例えば、別の観点で探しなおしてみたら。。。
•本当の意味で安心できる家が選択肢に入った!
•駅近物件が候補に入る!
•広めの間取りで収納もたっぷり!
•日当たり良好で暮らしやすい!
•リノベーション済で新築同様の内装が心地いい♪
なによりも、、!!
•家賃も抑えられてコスパ◎
「絶対条件(今回でいうと安全面で入れていたオートロックや2階以上の部屋)を条件から外したら、こんなに選択肢が増えた!」という声をもらえることができ、提案した自分も嬉しくなります。
お客様にとって「一番良い選択」は、条件をそのまま叶えることではなく、
「本当に安心して暮らせる部屋に出会えること」です。
✨これから入社する スタッフに伝えておきたいこと
このお仕事は、ただ条件通りの物件を紹介するだけではありません。
ときには「本当に大切なのはそこですか?」と、
お客様自身も気づいていなかった価値に気づいてもらうことも大事な役割です。
重要:どんな部屋にも”絶対的な安全”は存在しないということ!
それを私たちが先に知っておくことで、お客様の暮らしはもっと快適に、そして満足のいくものになります。
ぜひ、こうした知識を日々の接客の中で活かしてみてくださいね。