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2024.11.10
冬に気になる賃貸物件の結露について
借りている物だから放置でいいと思っている人も多い。
放置してはいけないことをお客様に説明しよう!
皆さんの入社する不動産賃貸仲介の仕事では、物件を契約するだけではなく、入居後どのように使用するかをアドバイスすることも大切です。お客様の住む物件に応じて「結露対策」について説明をすると役立てていただける場合があります。
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気温が低くなると、物件の窓や壁に発生しやすい「結露」。
これは室内の暖かい空気が冷たい窓や壁に触れることで、空気中の水分が水滴となったものです。
ウイルス対策で湿度を上げることは昨今当たり前になってきましたが、そうなると、結露も付き物。
上手く付き合っていくことが重要です。
結露は温度差によって生じます。結露を放置すると、湿気がたまり冊子の木が腐敗したりカビが発生することも。
放置すると壁や床にダメージを与える可能性もあるため、お客様にそのリスクを知っていただくことが重要です。
プロとして、こうした説明ができるとお客様に信頼を与えるだけでなく、引っ越した後も安心感を持って生活を送っていただけます。
結露対策の知識は、住まいの快適さを保つ一助になるのです。
善管義務とトラブル防止のための行動
賃貸契約には、物件を丁寧に扱う「善管義務」が含まれています。
これは民法第400条に基づき、入居者に科せられる義務になるのですが、
「物件を適切に管理し、損傷を防ぐ責任」があることを意味します。
特に、結露を放置したことが起因となる木材や金属の腐食や、カビ損傷については広範囲にわたることも多く退去時に貸主や管理会社から高額な原状回復費用を請求されることもあります。
また、結露以外にも、たばこのニコチンが付いた壁紙やエアコン。雨漏りを放置したことによるクロスや床の腐食なども同様、退居時に管理会社から請求され支払うことになりかねません。
まずは、賃貸借契約の場合、お部屋は”借り物”ですから借りたときの状況を維持する義務があることをお伝えしましょう。
こういったことについては、一般的に周知のことではあるものの、お伝えすることでトラブルを未然に防ぐと同時に、長く快適に過ごしていただくためのサポートができるのです。
結露対策とおすすめの対策グッズについて
結露対策としては、「温度と湿度の調整」が基本的ですが、二重サッシやシャッター、窓に貼るタイプのシートも有効です。
また結露取りなどを使うなど、こまめな手入れもするといいでしょう。
このように、人から物を借りたら大事に扱う、という基本的な概念をお伝えすることで、お客様と貸主様のトラブルが減り、結果としてお客様が満足のいく新生活を送っていただけることに繋がります。